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空き家が雪で倒壊!?建物を雪による倒壊から守るために有効な処置とは?

毎年冬になると、テレビやネットなどのニュースで、住宅の屋根に降り積もる雪による事故が報道されています。
実際に、雪による住宅の倒壊や雪下ろし時の転落など、降り積もった雪による事故は後を絶ちません。
今回は、住宅の中でも空き家に対象を絞って、倒壊事故や転落事故の事例と対策方法について紹介します。

 

□雪による空き家倒壊の事例をご紹介!

実際に雪で住宅が倒壊するのか、疑問に思われている方もいるでしょう。
しかし、実際に様々な事例が報告されており、特に空き家は倒壊の危険性が高い傾向があります。

新潟県の事例では、降り積もった雪の重量に空き家が耐え切れず、完全に倒壊してしまいました。
意外と雪の重量は重く、新雪でも1立方メートルで150キログラムもの重量があり、積雪により押しつぶされると500キログラムを超えることもあります。
仮に、150平方メートルの屋根に対して1メートルの積雪があると。概算で75トンもの負担が住宅全体にかかっていることになります。

さらに空き家に関しては、人が住んでいないことによって老朽化が促進され、比較的軽度の積雪でも倒壊してしまう可能性があります。
また、耐久面の問題だけでなく、雪が積もったときに雪下ろしされないことも倒壊の原因の1つです。
先程の事例では幸い被害者は発生しませんでしたが、人がいない空き家でも、倒壊によって近隣の住民に被害が及ぶ恐れがあります。

 

□積雪による住宅の倒壊を防止する方法とその注意点とは?

積雪による住宅の倒壊を防ぐには、早期の雪下ろしが有効です。
雪下ろしの表示板が設置されている場所では、指定された積雪量を目安に雪下ろしを始めましょう。
その他の場所では、ドアや窓の開け閉めが困難になってきたら始めるのが、1つの目安です。

雪下ろし時には、屋根全体に降り積もった雪を均等に下ろしていくことが重要です。
なぜなら、偏った下ろし方をすると特定の部分に負担が集中するので、倒壊の危険性が高まるからです。
また、圧縮されて硬くなった雪を取り除こうと、強い力で雪を下ろそうとすると屋根を傷つける恐れがあるので、注意しましょう。

雪下ろし時には、身の安全を確保することも重要です。
実際に、雪下ろし作業の途中で屋根から転落するという事故は毎年発生しているので、命綱やヘルメットを装着して、万が一の時に備えましょう。
また、管理されていない空き家は、倒壊によって周囲の住民や通行人に怪我をさせてしまう恐れがあるので、倒壊の危険性があれば自治体に報告しましょう。

 

□まとめ

近年、人口減少や都市部への人口集中によって田舎の空き家が急増しています。
積雪による住宅の倒壊は毎年発生していますが、特に空き家は耐久面や管理面で倒壊の危険性が非常に高いです。
空き家を所有している方は、そのまま放置せずに適切に管理して、事故の加害者にならないように気をつけましょう。

投稿日:2022/01/24   投稿者:-