空き家を無償譲渡し用とお考えの方で、どのような方法で行えば良いかわからないという方も多いでしょう。
譲渡する側や譲渡先によって、それぞれかかってくる税金は異なります。
今回は、無償譲渡をお考えの方に、無償譲渡する方法と税金についてご紹介します。
無償譲渡をお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
□空き家を無償譲渡する方法は?
空き家を無償譲渡する方法は、3つあります。
1つ目は、知人や周辺地権者に譲ることです。
特に、周辺でお店や病院を担っている事業者であれば譲り受けてもらえるかもしれません。
2つ目は、不動産会社に依頼することです。
なかなか譲渡先が見つからないという場合、不動産会社に譲ることも選択肢として挙げられます。
3つ目は、空き家バンクを活用することです。
空き家バンクとは、移住希望者等に、ネットを通して空き家情報を発信し、紹介するサービスとなります。
空き家バンクでは、売却や賃貸に加えて無償譲渡の物件も取り扱ってもらえます。
無償であれば購入検討者との取引ができる可能性も出てきます。
□無償譲渡とした場合の税金についてご紹介します
空き家を無償譲渡した場合、どのような税金がかかるのでしょうか。
課せられる税金はそれぞれ異なりますので、一つずつ見ていきましょう。
まずは、個人から個人への無償譲渡です。
個人から個人への無償譲渡は、贈与にあたります。
贈与の場合、売主は非課税ですが、買主に贈与税がかかります。
次に、個人から法人への無償譲渡です。
個人には所得税がかかり、法人には法人税がかかります。
無償譲渡する場合、本来売主に課せられる税金が課せられないため、時価で売却したものとして所得税が課せられます。
次に、法人から個人への無償譲渡です。
法人には法人税、個人には所得税がかかります。
法人は時価で譲渡したものとして法人税が課せられます。
個人には一時所得が発生しますので、所得税が課せられます。
最後に、法人から法人への無償譲渡です。
どちらにも、法人税がかかります。
売主は時価で売却したもの、買主は時価相当額で譲り受けたとされるからです。
□まとめ
今回は、無償譲渡をお考えの方に、無償譲渡する方法と税金についてご紹介しました。
無償譲渡する場合は様々な方法がありますので、しっかりと検討することをおすすめします。
ご質問や何か気になることがございましたらお気軽に当社までお問い合わせください。
全力でサポートさせていただきます。