親族が亡くなられたら、どのような財産があるかを調べる必要が生じます。
どのように調べれば良いかあまり分からないという方も多いでしょう。
今回の記事では、相続財産の調べ方と、マイナスの財産についてもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
□相続財産の調べ方をご紹介!
相続財産は、どのように調べれば良いのでしょうか。
ここでは、相続財産の調べ方についてご紹介します。
まず、故人の預貯金通帳や郵便物から調べる方法です。
預金通帳を見ることで、大まかなお金の流れを把握できます。
郵便物においても、銀行や証券会社からの情報はとても貴重ですので探してみましょう。
次に、遺品の中から調べることです。
故人のキャッシュカード、通帳、銀行や証券会社からの情報等がないかを調べてみましょう。
固定資産税の通知書があると、不動産関係についても把握できます。
最後に、これまでで得られた情報の整理です。
簡単な表にまとめて財産を整理してみてください。
財産ごとに項目を分け、問い合わせ先を一覧にしておくと見やすくなりますよ。
□マイナスの財産も相続の対象となります
前章では、どのような財産があるかの調べ方をご理解していただけたと思います。
しかし、財産はプラスの財産だけではありません。
マイナスの財産がある場合もあります。
実は、このマイナスの財産も相続の対象となるのです。
そのため、マイナスの財産はないかもしっかりと確認しておく必要があります。
マイナスの財産がプラスの財産を上回ったら、相続放棄がおすすめです。
相続放棄とは、相続人が被相続人の権利や義務を手放すことを意味します。
この相続放棄をすることで、マイナスの財産を引き継ぐ必要もありません。
相続放棄をする場合は、相続が開始したことを知ってから3ヶ月以内に手続きをする必要があるので覚えておきましょう。
亡くなられてから財産を調べていると、3ヶ月という期間はあっという間に過ぎてしまいます。
期限が切れて財産放棄できなかった、ということがないように、早めに相続放棄申述期間の延長の申し出をしておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、相続財産の調べ方と、マイナスの財産についてもご紹介しました。
相続放棄の調べ方についてご理解していただけたでしょうか。
財産を調べる際は、故人の遺品が重要ですので、しっかりと探して調べることをおすすめします。
また、マイナスの財産がプラスの財産を上回る場合は、相続放棄を検討すると良いでしょう。